ゼロ戦のゼロは年号

想定外と言われている甚大災害が続く日本。科学力が進んだ我が国においても学者は予知も出来ず、気象庁は起きた地震を検証するだけ。想定外とは歴史的な統計データに基づいたものだろうが夏の暑さも降雨量も記録更新は頻繁にニュースで流れている。人智を尽くしてもお手上げだと言う状況は自然災害研究者にはどんなに辛く歯痒い事かと思う。結局、自然に対して人間は無力だという話か。何も無いという概念を示す数字の0=零。数学的に言えば整数を0に近い少数で割ると解が増えることから無限にも感じる。正と負を分ける基準数。仏教で言う虚空。雑念の無い無欲な悟りの心理状態。小さな人間という生き物に合わせて自然は動かない。神も仏も居ないのでは無くて神や仏は人間なんかに合わせては居ないのだろう。宗教が無心を悟らせるのは自然の存在にシンクロさせるためではないか。ゼロの存在が神の概念なのか。左も右も上も下も偏ってばかりの下衆な自分には「火の国の神様もうやめて」発言は人間らしい言葉に思えたけど。少なくとも叩いてる輩に思いやりは無い。想像を超えた現実を受け入れるしかない被災地の方々に信仰がどれだけの意味があるのかとても疑問だ。普段と変わらない暮らしの中で明日の1日を考えながら思い出しては祈るぐらいしか出来ない。岩戸隠れした神にでは無くてただ早くそうなれば良いと。